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さらに豊かな薬学教育をめざして、神戸薬科大学は２００６年４月より６年制教育を開始します。 |
| 高齢社会の到来、医療の高度化・複雑化、医薬分業の進展など、薬剤師を取り巻く環境は大きく変化してきています。高い倫理観、医療人としての教養、医療現場で通用する実践力などの資質向上が求められる中、本学では臨床にかかわる実践的な能力を培う薬学教育を目的に、２００６年４月より、６年制教育を開始します。 |
医療技術の高度化、医薬分業の進展を背景に 医療現場での薬剤師の知識・技能が不可欠となっています。高度化した医療の現場では、従来の薬剤を調剤するだけの薬剤師ではなく、服薬指導や薬歴管理、薬害防止のマネジメントなど、さまざまな能力が求められるようになっています。医療チームの一員として患者をトータルに把握するという視点からも、６年制学部で学び、十分な専門知識と現場の技術を身につけた学生は、今後、医薬分業が進む病院や薬局などの現場からの需要がますます高まると予想されます。さらに卒業後の進路は、薬剤師として病院や薬局に勤務するだけでなく、医薬品の創製、開発、製造等に従事する研究者・技術者、医薬品の有用な情報提供で社会に貢献するＭＲ（医薬情報担当者）、食品や環境に関する衛生化学や衛生行政従事者など多岐にわたり、幅広い分野での活躍が期待されています。 |
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活躍の場が広がるなか、求められる資質も多岐にわたります。薬学は「ヒトと物質」を対象にした学問です。一人の医療人として患者に接するためには、幅広い分野をカバーしなければなりません。しかも薬学は、医療の現場に近い実践的な分野に変わってきています。つまり、薬剤師の仕事は、処方せん調剤や一般薬の販売から、健康相談の窓口や地域医療情報の提供、在宅医療にまで広がりつつあるのです。そのため、薬剤師に求められる資質も多岐にわたります。本学では、医療技術の高度化、医薬分業の進む社会情勢の中で必要とされる高度な専門知識と技能、患者と円滑なコミュニケーションをとることのできる豊かな人間性、人間のさまざまな側面を理解するために必要な幅広い教養、研究する心と態度、生涯にわたり学び続ける強い意志、現場で活躍できる能力、倫理観などを６年間の学習と実習で身につけていきます。 |
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教育システム本学の薬学教育は、医療の現場を意識した臨床薬学教育を実践しています。そのため、１年次の前期から早期体験学習を行うなど、全学年を通してあらゆる場面で演習・実習を数多く盛り込んでいます。また、基礎薬学と医療薬学の適正なバランスを考慮したカリキュラムをコアカリキュラムとして位置づけ、体系的かつ段階的に進めていきます。 |
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