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医療薬学総合研修センター
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1996年6月に開設された「医療薬学総合研修センター」は、中規模病院の薬剤部に匹敵する面積と設備を擁した本格的な病院実務実習のための施設です。




医・歯系大学では教育・研究施設として附属病院の設置が義務づけられていますが、薬系大学においてはいずれの大学においても附属薬局は未だ設置されるまでに至っていません。
本学では、4年次生を対象として病院薬剤部で行われる実務実習に先立って、あらかじめ臨場感あふれる雰囲気の中で、高度で専門的なシミュレーション実習(プレファーマシー・トレーニング)を行うため、当センターを開設しました。



調剤室


薬物療法は日々複雑化・高度化しており、医薬品の適正使用を推進するために、薬剤師の果たすべき責務はきわめて大きいと言えます。
このセクション(調剤室)では、病院薬剤部の調剤室に相当する設備を備え、処方せんの受付から処方監査、薬袋記入、計数・計量調剤、薬剤鑑査、薬剤交付と患者への服薬指導に至るまでの一連の業務を、各種疾患の代表的な処方せんに基づいて実習します。
薬剤師職務の基本である「調剤」の重要性を理解し、併せて患者インタビューや処方せんの疑義照会の実習などを通して、医療における薬剤師業務の位置づけを理解します。




クリーンルーム


点眼剤や注射剤の無菌製剤調製、また近年増加している高カロリー輸液あるいは完全静脈栄養と呼ばれる輸液の調製は、患者の血液内に直接投与するものを扱うため、厳重な無菌環境の保たれた施設内で、配合変化やその他について注意深い監視のもとに行わなければなりません。
このセクション(クリーンルーム)内にはクリーンベンチと安全キャビネットを備え、高度な無菌操作の行える環境を整備した中で、無菌製剤業務の実習を行います。




TDM室


TDM(Therapeutic Drug Monitoring)とは患者の薬物血中濃度を測定し、その値をもとに薬物動態学的解析を行うと共に、臨床所見・検査値も併せて総合的に評価し、薬物治療の方針を決定する一連のシステムを言います。
適切な薬物治療を行うための投与計画に、薬剤師が専門家として積極的に参加するための支援システムとして、TDMは重要です。
その結果を臨床医にフィードバックすることにより、医薬品の適正使用が実現されるのです。
ここでの実習は、血中薬物濃度測定、体内動態パラメータの算出、処方変更時の血中濃度シミュレーションなどを行います。




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Last modified:2002/10/25 ; Copyright 1996, Kobe Pharmaceutical Univ.