分子構造解析室はプロジェクト2 「天然有機化合物をシーズとするガン・
加齢性疾患治療薬ならびに予防薬の創製」をはじめとするハイテクリサーチセンター事業
の3つのプロジェクトをサポートするための大型分析機器を設置している。第1と第2実験室に分かれており、第1実験室には、
500MHz の NMR 分光計が2台設置されている。2台の
NMR 装置の能力を最大限に発揮させるため、第1実験室は恒温室に近い環境に保持されている。また第2実験室は、
将来導入予定の大型分析機器の設置場所となっている。新たに導入されたLC-固体
NMR装置(Varian社製 Unity lnova-500)は、
反応生成物を分離することなく同定したり、不安定な中間体の分析や代謝産物などの分析も可能で、飛躍的な分析能力アップが期待できる。
また、固体試料を含め様々な形態の試料をサポートしている。なお本装置は、文部省のハイテクリサーチセンター整備事業の補助のもとに
導入された装置である。
LC・固体-NMR装置